その人の本質に迫ると言うこと。

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この絵を、iPhoneアプリmy365に載せたら
「イラストレーターは人の顔の特徴をとらえるのが得意そうなのに意外」
だと言われたのだけど、イラストレーターと言っても、私の場合、仕事では似顔絵描かないからなぁ。

実は似顔絵も苦手はないのだけど、相手をよく知らないとムズカシイかも。
だから芸能人とか付き合いの長い人とかは描けるけど、イベント会場でいきなり描くのには向いてないのかもしれない。やったことないからわかんないけど。

そんなわけで、私の「顔が覚えられない」は初対面限定なんだけど、重症な人は、毎日自分の顔が覚えられなくて、鏡見て驚くんだって!ホラーだ!!

その人の人間性とか味わいがわからないと描けない、というので思い出したのだけど
昔、英語の教科書にピカソとガートルード・スタインの逸話が出て来て、ピカソが彼女の肖像画を描くことになったのだけど、ピカソが「あなたを目の前にすると、自分はあなたを見ることができないので、描けない」と言った、と言う話。

訳を当てられた男子は、その理由を問われて「ピカソが、スタイン女史を好きになってしまったから」と答えて、クラスの爆笑を買ったのだが、本当の答えは「本人を目の前にすると、その人の本質を見ることができない」と言うことなのだったのだよね。で、ピカソは一人で絵を完成させたのだけど、その絵の評判は決して良いものではなかった。でも、スタイン本人は「今までの肖像画で一番自分らしい絵だ」と満足していたのだそうだ。

なんか今はそのピカソの気持ちがわかる気がする。(厚かましいけどw)